2015年に向けペナルティに関するF1レギュレーションにいくつか変更が加えられることが発表された。
3日、FIA世界モータースポーツ評議会の会合が行われ、さまざまな規則変更が承認された。
FIAの声明により、パワーユニット交換によるペナルティシステムが変更されたことが明らかになっている。
「パワーユニット全体を交換することによってペナルティが与えられるのではなく、レギュレーションに従い、ペナルティはパワーユニットの個々のコンポーネントに関し累積的に適用される」とFIAの声明には記されている。
また、グリッド降格ペナルティが科されたもののグリッドが後方であったためにすべての降格分を消化できなかった場合、これまでのように残りを次戦に回すのではなく、タイムペナルティの形でそのレースの間に実行されることが決まった。
その他には、今年導入された5秒ペナルティに加え、来年からは10秒ペナルティが導入されることが決定。チームが危険なリリースを行った場合、ドライバーに10秒のストップ&ゴーペナルティが科されることも明らかになっている。また、15秒警告シグナル提示後にチームスタッフあるいは機材がグリッド上に残っていた場合、ドライバーはピットレーンからスタートしなければならない。
今回の世界モータースポーツ評議会の会合では、スーパーライセンスやセーフティカーなど、他にもさまざまな規則に関する変更が承認された。