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インディカー、レギュレーション変更を発表。ポイント制度などが変更に

2014年12月03日 18:51  AUTOSPORT web

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2014年シーズンは8月末で最終戦を迎えたインディカー
ベライゾン・インディカー・シリーズが、来季のレギュレーション変更を発表した。この変更には、3つの500マイルレースで導入されていたダブルポイントとロード/ストリートレースでのスタンディングスタートの廃止が含まれている。

 2014年シーズンからインディカーでは、インディ500マイルレースとポコノ、フォンタナの3つのレースで通常ポイントの倍となるダブルポイント制が導入していたが、2015年シーズンはこれを廃止し、インディ500と最終戦のみ違うポイント制度を導入する。

 インディカーの競技委員長であるデリック・ウォーカーは、「我々は新たなカレンダーを見て、多くのクルマがチャンピオンシップを争えるか分析した。複数台がチャンピオンシップを争うには、最終戦とインディ500をダブルポイントを与える特別なレースにすることが最良だろう」と語る。

 インディ500と最終戦で新しく導入するダブルポイントは、優勝者に100ポイント、2位に80ポイント、3位に70ポイントと続いていき、25位以下は10ポイントが与えられる。

 また、最多リードラップに2ポイント、リードラップ記録者に1ポイント、そしてインディ500以外のすべのイベントのポールポジション獲得者に1ポイントは2014年に引き続き与えられ、インディ500の予選では、2014年のように段階を分けて予選が進んでいき、ポイントが与えられるのは継続される。


 ウォーカーは、廃止されるインディカーのスタンディングスタートに関して将来的に復帰する可能性があることを語っている。

「準備するにはいくつかの開発の必要があるんだ。将来的にやらないとは言うべきではない。我々はファンが楽しんでおり、それを好んでいたのは知っているからね」

 マニュファクチャラーポイントについても、レギュレーション変更がある。TOP5に与えられていたポイントがTOP3に限られ、2500マイル走行で10ポイント、インディ500ポールポジションに9ポイント、その他のイベントのポールポジションに1ポイント、最多リードラップに2ポイントが与えられる。

「我々はマニュファクチャラー選手権を、自社のクルマを多くグリッドにならべるだけで獲得できるようなコンテストにしたくないんだ」とウォーカーはコメント。

 またテストデイに関しても変更がある。バーバー・モータースポーツパークやセント・ピーターズバーグ、NOLA、インディアナポリス・モータースピードウェイで予定される14日のプロモーターデイ(オープンテスト)に加え、テストデイが4日分増えることとなった。

 バーバーでは、2015年から導入される新エアロキットの最初のグループセッションが3月に行われ、他の4日間はコスト削減とファンの観戦機会を増やすためにレースウィークエンドの前などに予定される。