12月1日、WEC世界耐久選手権のシーズンエンドパーティーがブラジル・サンパウロで開催され、今季のチャンピオンたちや功績を残した個人が表彰を受けた。
11月30日に今季最終戦となるインテルラゴス戦の決勝レースが行われたWEC。トヨタがダブルタイトルを決めたほか、ポルシェの復帰後初勝利、そして現役ラストランとなったトム・クリステンセンの3位表彰台獲得など、見どころの多いレースとなったが、その翌日、シーズンエンドパーティーが開催された。
このパーティーでは、今季のチャンピオンたちだけでなく、功績を残した個人にもアワードが授与されており、マン・オブ・ザ・イヤーには、トヨタをダブルタイトル獲得に導いた木下美明代表が輝いた。
また、AFコルセからLM-GTEプロクラスに参戦したダビデ・リゴンには、今季最もポジションを上げたとしてレベレーション・オブ・ザ・イヤーが贈られたほか、G-ドライブ・レーシングのジュリアン・キャナルには、ジェントルマンドライバー・オブ・ザ・イヤーが贈呈されている。
そんな中で、ひときわ大きな声援を浴びたのは、スペシャル・アワードを授与されたクリステンセン。9度のル・マン制覇という前人未到の記録をはじめ、数々の戦績を残したクリステンセンがアワードを授与され、サッカー・ブラジル代表のユニフォームに身を包んだチームメイトたちに担ぎ上げられると、参加者たちからは大きな拍手が沸き起こった。
2015年のWECは、3月27日~28日に公式テストが行われ、4月12日にイギリス・シルバーストンで開幕を迎える。