セバスチャン・ベッテルがレッドブル・レーシングのファクトリーを訪れ、6年を過ごしたチームに正式に別れを告げた。
ベッテルはレッドブルで2010年から2013年に4年連続タイトル獲得という偉業を成し遂げた後、来年フェラーリに移籍することを決めた。
ファクトリーを訪れたベッテルは、チームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーやテクニカルチーフ、エイドリアン・ニューエイらから、2分の1モデルの“ブル”など、さまざまなプレゼントを受け取った。ホーナーは、ベッテルにタイトル獲得マシンを贈る計画もあるが、実現するのはもっとずっと先になると述べた。「マラネロで走られては困るからね」とホーナーは冗談を言った。
チームメンバーと会い、サインを行うなどした後、ベッテルは、レッドブルでのキャリアがついに終わることになり、胸がいっぱいだと語った。
「この6年は信じられないほど素晴らしい日々だった」とベッテル。
「僕らが達成した成果、成し遂げた仕事、深い情熱や努力は永遠に僕の心に残るだろう」
「皆さん、本当に本当にありがとう。僕らが他よりいいクルマを作れたのは、他よりいいチームだったからだ」
「いくら感謝の言葉を述べても、この気持ちを表し切れない」
ベッテルは先週末からフェラーリドライバーとしての仕事をスタートしている。