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WEC最終戦:「クラッシュしたふたりは意識もあり良好な状態」とFIA

2014年12月01日 17:01  AUTOSPORT web

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20号車ポルシェ919ハイブリッドを駆るマーク・ウエーバー。大クラッシュを喫したものの、現在の状況は良好だという。
ブラジル・インテルラゴスで行われたWEC世界耐久選手権の今季最終戦で発生した20号車ポルシェ919ハイブリッドと90号車フェラーリ458イタリアが絡むクラッシュに関して、FIAメディカル・デリゲートからの声明が発表され、ドライバーふたりの現在の状態は良好だと明かされた。

 このクラッシュは、6時間のレースも残り30分を切ったタイミングで発生。ウエーバーのドライブで6番手を走行していた20号車ポルシェが、最終コーナーでハイスピードのままアウト側にクラッシュ。横を向いた20号車ポルシェの右サイドに、マッテオ・クレッソーニの駆る90号車フェラーリが突っ込む形となり、20号車の車両後部が大破する大クラッシュとなってしまった。

 クレッソーニは自らマシンを降りた一方、ウエーバーは自力では降りることができず駆けつけたメディカルスタッフ運び出される形に。ただ、ストレッチャーの上で手を降って無事をアピールしていた。その後発表されたFIAメディカル・デリゲートからの声明では、ふたりはともに意識もあり良好な状態だが、検査のためにサンパウロの病院に搬送されたことが明かされた。

「ふたりのドライバーには意識があり、サーキットのメディカルセンターで処置を受け、検査が行われた」と声明には記されている。

「ふたりのドライバーは、さらなる検査のためにサンパウロのバンデイランテス病院に運ばれた。彼らは現在のところは良好な状態だ」