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3人のニッサンGTアカデミードライバーたちが富士でGT500のGT-Rをドライブ

2014年12月01日 16:21  AUTOSPORT web

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富士を訪れていたライプ(左)、マルデンボロ(右)。マルデンボロはF1レッドブルのシミュレーターも体験している
日産自動車/ニスモは、11月30日に行われたニスモフェスティバル直前の11月28日に、富士スピードウェイでテストを行い、今季GT300クラスでB-MAX NDDP GT-Rをドライブしたルーカス・オルドネスと、今季GP3に参戦していたヤン・マルデンボロ、ふたりと同様ニッサンGTアカデミーのドライバーであるアレックス・バンコムの3人が、ニッサンGT-RニスモGT500のステアリングを握ったと明らかにした。

 ニッサンGTアカデミーは、ヨーロッパやアメリカを中心にゲーム『グランツーリスモ』とニッサンがコラボレーションして進めてきたユニークなドライバー育成プログラム。グランツーリスモを使って選抜されたドライバーたちが実際のレースでステップアップを積んでいくもので、オルドネスはその先駆者的存在として活躍をみせている。

 そんなオルドネスは今季スーパーGT300クラスに参戦し、星野一樹とともにB-MAX NDDP GT-Rを駆り第7戦タイで優勝。GTアカデミーのドライバーであるマルデンボロ、バンコム、そしてル・マン24時間にもニッサンZEOD RCで参戦したウォルフガング・ライプとともに来日し、30日のニスモフェスティバルでは、詰めかけたニッサンファンの声援に応えた。

 そのニスモフェスティバルについて、ニッサン/ニスモはイベントの報告をするプレスリリースを発行したが、この中で11月28日に富士でオルドネス、マルデンボロ、バンコムの3人がGT500マシンであるニッサンGT-RニスモGT500をドライブしたことを明らかにした。

 ニッサン/ニスモはこのテストについて、「多くはグランツーリスモでスーパーGTマシンを走らせたことからレースを始めており、バーチャルから現実のレーサーとなった究極のゲーマーたちにとって、実際のマシンの感覚を味わう機会となりました」としている。

 また、ライプもこのテストでニッサンGT-RニスモGT3をドライブ。GTアカデミードライバーたちが全員富士スピードウェイでドライブを果たしている。今回のテストが即GT500やGT300のシートに直結する訳ではないだろうが、ニッサン/ニスモのスーパーGT参戦体制は来季WECも含め変動が噂されており、気になるテストと言えるだろう。