DTMドイツツーリングカー選手権に参戦するBMWモータースポーツは、オフのヘレステストでジュニアフォーミュラに参戦する若手ドライバーを走らせると明らかにした。
今季、BMWはDTMでマルコ・ウィットマンがチャンピオンを獲得したが、オフシーズンのヘレステストで、レギュラー参戦するドライバーに加え、GP3等で活躍する若手ドライバーたちにBMW M4 DTMをドライブする機会を提供すると明らかにした。
今回BMWから名が記されたのは、1984年のWRCチャンピオンであるスティグ・ブロンクビストの息子であるトム・ブロンクビスト、今季GP3でランキング5位だったジャック・ハーベイ、今季フォーミュラ・ルノー3.5シリーズに参戦、WEC世界耐久選手権にもスポット参戦の経験があるリッチー・スタナウェイ、今季GP3チャンピオンでマカオGPにもスポット参戦したアレックス・リンというメンバー。いずれも20歳から23歳という若手ドライバーだ。
また、BMWワークスドライバーであるルーカス・ルーア、ロビン・フラインスというメンバーにも同様にテストの機会を提供するという。BMWは今季、F1トロロッソのシート争いに敗れたアントニオ-フェリックス・ダ・コスタを起用し、ダ・コスタは序盤から速さをみせた。今後、F1のシートを得られない若手が、プロドライバーとしてDTM等にチャンスを模索する動きは加速していくことになりそうだ。