トップへ

体が楽になる冷えとり習慣でプチ不調を解消

2014年12月01日 13:32  オズモール

オズモール

写真
冷えはじわじわと感じはじめて、毎日続くもの。そのため、「冷えはよくならない」とあきらめている人も多いのでは? 「もともと女性の平熱は男性に比べて0.3~0.5度くらい低いといわれています。女性の体は熱を産生する筋肉が少なく、脂肪が多いという特徴があり、冷えやすいのです」と話すのは国際中医師であり中医アロマセラピストの有藤文香さん。 「中医学では全身に栄養を送ったり、体を温めたりといった働きをしてくれる“血(けつ) ”が全身を流れにくい状態のときに冷え症になりやすくなると考えられています。暖かい部屋で過ごしても、お風呂で体を温めてもすぐに冷えを感じるという人は、“血”が滞っている状態で、さらに体のエネルギーを蓄える“腎”の機能が弱っている可能性が。冬は一年の中でも最も腎が弱りやすい季節。意識して体中の気血の流れを良くし、腎の機能を強めることで冷え性を撃退しましょう」(同)。 冷えと少しずつお別れするためには、短時間でできるツボ押しがおすすめ。 【冷え性撃退におすすめの3大特効ツボ】
 1 湧泉(ゆうせん) 土踏まずの5指を曲げるとくぼむところ。 2 太谿(たいけい) 内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。 3 三陰交(さんいんこう) 内くるぶしから指4本上。すねの後ろのくぼみ。 ツボを押すときは5秒間押して、5秒間放すを3回繰り返す。押しすぎに注意し、イタ気持ちいい程度で行おう。 「運動せずに食事だけを減らすといった誤ったダイエットも冷えの原因のひとつ。タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどの栄養が不足すると冷えが進むので、バランスよい食事を心がけましょう。運動不足も血行が悪くなり、冷えのもとです。可能であれば通勤中に1駅分歩く、階段を積極的に使うなど、意識して日常の中に運動を取り入れて」(同)。 冷えに悩む人は洋服にも注意。ウエストがきついスカートやタイトなデザインの服、しめつけが強いストッキングやガードルなどは血の巡りを悪くし、冷えの原因にもなるので、ゆったりしたものを選ぶのがベター。また、長めのインナーなどで全身の温めスポットとなるおなかをカバーするのも大切。毎日の小さな心がけで冷えとさよならしよう! 有藤文香中医アロマセラピスト、薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳管理師、株式会社Xiang代表。製薬会社MRとなった後、英国に留学しアロマ代替医療を学ぶ。帰国後、漢方医学と西洋の代替医療であるアロマセラピーを合わせた「中医学で見立てて、アロマで施術する」という「中医アロマセラピー」という新境地を開く。現在は中医アロマ・漢方・薬膳スクールのサロンを運営するほか、メディアでの執筆など幅広く活動。著書『中医アロマセラピー 家庭の医学書』(池田書店)、『はじめての中医アロマセラピー』(池田書店)、『中医アロマで美しく歳を重ねる (陰陽五行の知恵から学ぶ「美の処方箋」)』(世界文化社)。有藤文香が主宰するサロン『Xiang(シャン)中医アロマ&漢方サロン』が東京・恵比寿に移転オープン! 中医アロマセラピーの施術が受けられるほか、冷え性や月経不順、不妊症などの漢方相談も可能。外側から中医アロマセラピーで、内側から漢方薬でケアし、美しく健康になれるサロン。3日間で習得できる中医アロマのコースや薬膳・漢方が学べるスクールも併設。【オズモール】