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WEC最終戦で大クラッシュもウエーバーは無事

2014年12月01日 09:40  AUTOSPORT web

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盤に大クラッシュを喫しリヤが大破した20号車ポルシェ。ドライブしていたマーク・ウエーバーは自力でマシンを降りることはできなかったが、ストレッチャーに乗せられた際に手を降って無事をアピールした。
ブラジル・インテルラゴスで行われたWEC世界耐久選手権の今季最終戦の中で、20号車ポルシェ919ハイブリッド(LMP1-Hクラス)と90号車フェラーリ458イタリア(LM-GTEアマクラス)が絡む大きなクラッシュが発生した。ドライバーのマーク・ウエーバーとマッテオ・クレッソーニは無事だった。

 現地時間30日13時(日本時間12月1日午前0時)からスタートした6時間のこのレース。残り30分を切ったタイミングで、6番手を走行していた20号車ポルシェが、最終コーナーでハイスピードのままアウト側にクラッシュ。また、横を向いた20号車ポルシェの右サイドに90号車フェラーリが突っ込む形となり、20号車は今度はイン側に弾き飛ばされてしまう、

 イン側のウォールにヒットしてストップした20号車だったが、リヤが大破するとともに出火もある状態。一方の90号車も、20号車に突っ込んだままアウト側にマシンを止める形に。これにより、レースではセーフティカーが導入された。

 90号車をドライブしていたクレッソーニは自らマシンを降りたことから無事が確認されたが、ウエーバーはなかなかマシンから姿を見せず、サーキット内も一時騒然とした状態に。ただ、駆けつけたマーシャルたちによりストレッチャーに乗せられたウエーバーは、手を上げて無事であることをアピール。また事故直後にはチームに無線を入れていた。検査のためメディカルセンターに運び込まれたウエーバーだが、FIAによると意識はあるという。またクレッソーニは、コース脇で検査を受け、メディカルセンターには向かっていない。

 ただ、ウエーバーとクレッソーニの怪我などについての詳細や、クラッシュの詳しい経緯などについては、現在のところ分かっていない。