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F1公式テストドライバーに昇格のスージー・ウォルフ「進歩とパフォーマンスが認められた」

2014年12月01日 08:30  AUTOSPORT web

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2014年シンガポールGP スージー・ウォルフ(ウイリアムズ)
ウイリアムズは開発ドライバーのスージー・ウォルフを2015年の公式テストドライバーに任命したことを発表した。

 ウォルフはこの3シーズン、ウイリアムズの開発ドライバーを務めてきた。今年はイギリスGPとドイツGPのFP1でFW36を走らせ、女性ドライバーとしておよそ20年ぶりにグランプリの週末に参加、注目を集めた。

 今年のテストドライバー、フェリペ・ナスールは来年ザウバーのレースドライバーとしてF1デビューを飾ることが決定、ウォルフが彼に代わって2015年のテストドライバーのポジションに就くことになった。彼女は金曜フリー走行1に2回参加し、シーズン中2日間のテスト走行を行うことが決まっており、W37およびFW38開発のために広範囲にわたるシミュレーターテストを行う。

「また一歩、正しい方向に踏み出すことができました。ウイリアムズから私の進歩とハードワークを評価され、重要なのはパフォーマンスであると認められたことを嬉しく思います」とウォルフ。
「チームの一員であることが誇らしいです。このポジションを利用して、フェリペ(・マッサ)やバルテリ(・ボッタス)と緊密に作業にあたり、FW36が示した強力なパフォーマンスをFW37の開発に生かすよう努力していきます」

 チーム副代表のクレア・ウイリアムズは「スージーは実際のコース上でもシミュレーター上でも、素晴らしい技術的知識、フィードバック、パフォーマンスを示し、常にいい印象を与えてきました」と彼女のテストドライバー起用の理由を話している。

 ウイリアムズはウォルフに代わる開発ドライバーを多数の候補の中から選ぶ予定だということだ。