GT-RとZによるファン垂涎のデモレース『NISMO GP』 11月30日、富士スピードウェイでニッサン/ニスモのファン感謝イベント『NISMO FESTIVAL 2014』が行われたが、この中でニッサンGT-RニスモGT500、ニッサンGT-RニスモGT3、スーパー耐久ST3クラスのフェアレディZによるニッサンファン垂涎のデモレース『CRAFT SPORTS Presents NISMO GP 2014』が開催された。
近年GT-R、フェアレディZにより国内外で多くのレースに参戦しているニッサン。そのファン感謝イベントであるニスモフェスティバルは、今季は昨年を上回る35000人が来場。GT500のチャンピオン獲得や2015年からのル・マン24時間復帰に向け、多くのトピックがあるイベントとなった。
そんなニスモフェスティバルの2014年“大トリ”となったのが、『CRAFT SPORTS Presents NISMO GP 2014』。スーパーGT500クラスのGT-R、国内で活躍するGT3車両、スーパー耐久ST3クラスのフェアレディZという3カテゴリーによる、ふだんの実戦では見られないスペシャルレースだ。
GT500は通常参戦している4台が登場し、GT3車両は当初は8台がエントリーしていたが、スーパーGT第8戦もてぎでSnap-on DIJON Racing GT-Rがクラッシュしてしまったため、GT3は最新のMY2015を含む7台が参加。フェアレディZは5台が登場した。
ファン向けにグリッドウォークが行われた後スタートが切られたレースでは、GT500はMOTUL AUTECH GT-Rがスタートを決めるも、今季第2戦富士で快速を披露し、“青い新幹線”の異名をとったカルソニックIMPUL GT-Rが序盤から他を引き離した。
GT500は途中、ピット作業とドライバー交代が義務づけられたが、ドライバー交代をきっちりとこなしたカルソニックはそのまま優勝。長谷見昌弘監督とともに場内解説を務めた星野一義監督も「よしっ!」とうならせた。
GT3クラスは、スーパーGT300クラス、スーパー耐久STX車両が入り乱れる超接近戦となり、そこにMY14、MY15のGT-Rが加わっていく。そんな中、千代勝正駆るMY15がさすがの速さをみせるが、途中ピットスルーを経て優勝を飾ったのは星野一樹がドライブしたB-MAX NDDP GT-R。第7戦タイに続く“今季2勝目”を飾り、さすがの実力をみせた。スーパー耐久ST3クラスは、小松一臣駆る岡部自動車メーカーズZ34が優勝した。