広島でカートイベントを開催した佐藤琢磨。参加した子供たちは、笑顔をいっぱい振りまいていた 11月29日、佐藤琢磨が広島のTAMADAスポーツランドで復興支援イベント「With you Japan KIDS CHALLENGE HIROSHIMA」を開催した。先週は仙台でイベントを行ったばかりの琢磨だか、今回は8月に甚大な土砂災害に見舞われた広島に行き、青空の下で思いっきり子供たちと遊びたいという思いで、小学生を中心に150名の参加者を集めた。
琢磨は「今年の活動をどうしようかと考えていた時に、8月に広島で災害が起きました。多くの方々に賛同していただき、今回のイベントが実現出来ました」と語る。
集まった子供たちは親と一緒にカートの操縦法を習い、その後練習走行、タイムトライアルとプログラムを消化していった。子供たちは終始笑顔。カート走行の他にもアートワークやグリコのお菓子をもらうと元気いっぱいに頬張っていた。
朝から夕方まで盛りだくさんのイベントは無事に終了。走行したすべての子供たちが完走を果たした。「振動がすごくて驚いたけど、面白かった!」と元気いっぱいの子供たち。琢磨は「最初はおそるおそる乗っていたようですけど、最後は元気いっぱいにアクセルを踏んでましたね(笑)。このイベントは“最後まであきらめずにチェッカーを目指そう!”という目標もあるので、みんなが最後までしっかり完走してくれて嬉しいです。広島の子供たちは元気いっぱいで、楽しかった」と言う。
広島の父兄は「『本当にあの琢磨さんが広島に来るの?』って感じでした。災害の後は色々なイベントが延期や中止になって、自粛ムードもあったのですが、今回子供たちが元気に遊べる機会を下さって、感謝しています」と語る。
最後には用意されたレース用のカートで琢磨が派手なパフォーマンスを見せると、場内から拍手と歓声があがり、イベントは成功裏に幕を閉じた。