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WEC最終戦インテルラゴス:初日はポルシェが1-2。アウディ勢続く

2014年11月29日 11:40  AUTOSPORT web

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初日のトップタイムをマークした20号車ポルシェ919ハイブリッド
WEC世界耐久選手権は28日、ブラジル・インテルラゴスで第8戦が開幕し、2度のフリー走行を終えてティモ・ベルンハルト/マーク・ウエーバー/ブレンドン・ハートレー組の20号車ポルシェ919ハイブリッドのトップタイムをマーク。2番手には14号車が続き、ポルシェ勢がワン・ツーで初日を終えている。

 今季最終戦となるこのインテルラゴス戦。前戦バーレーンでトヨタがドライバーズタイトルを決めたが、マニュファクチャラーズタイトルはこの最終戦に勝負が持ち越される形に。また、引退を表明したトム・クリステンセンにとっては現役ラストレースとなる。

 現地時間13時から行われた1時間30分のフリー走行1回目(FP1)では、ハートレーの記録した1分19秒172のタイムで20号車ポルシェが首位に。コンマ3秒強の差で2番手に14号車ポルシェが続き、3番手はクリステンセンや母国レースに臨むルーカス・ディ・グラッシも乗り込む1号車アウディR18 e-トロン・クワトロ。前戦でドライバーズタイトルを決めた8号車トヨタTS040ハイブリッドが4番手に入り、2号車アウディ、7号車トヨタと続いている。

 その後、現地時間17時30分より行われたFP2では全マシンともタイムアップを果たすが、ここでも20号車ポルシェがトップに。ウエーバーの記録した1分18秒349が一日を通してのトップタイムとなった。2番手にはコンマ1秒弱で14号車が続き、初日はポルシェ勢がワン・ツーに。3~4番手には、マニュファクチャラーランキングで逆転チャンピオンを狙うアウディ勢が1号車、2号車の順で続き、トヨタ陣営は8号車、7号車の順で5~6番手に並ぶ形で初日を終えた。

 LMP1-Lクラスでは、前戦バーレーンでクラス優勝を果たした13号車レベリオンR-One・トヨタが首位につけている。

 ドライバーズ/チームの両タイトル争いがこの最終戦に持ち越されたLMP2クラスでは、ランキングをリードするG-ドライブ・レーシングの26号車リジェJS P2・ニッサンがトップタイム。8ポイント差で逆転タイトルを狙うSMPレーシングの27号車オレカ03・ニッサンが2番手に続いている。

 LM-GTEプロクラスは99号車アストンマーチン・バンテージV8がトップタイムを奪い、2番手に97号車アストンマーチンが続く形に。GTのマニュファクチャラーズタイトル争いで逆転王座を狙うポルシェの91号車が3番手に続き、同ランキング首位でこのレースを迎えたフェラーリ勢は51号車が4番手につけた。LM-GTEアマクラスでも、アストンマーチン勢が98号車、95号車の順でワン・ツーとなっている。

 WEC第8戦サンパウロは、現地時間29日午前10時よりFP3が行われ、その後14時45分より公式予選が始まる。