メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフが、ベルギーGPで起きたルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの接触にチームがうまく対処したからこそ、今シーズンを最高の形で終えることができたと語った。
ハミルトンとロズベルグは、最終戦までドライバーズタイトルを争い、最終的にハミルトンが勝利を収めた。
ふたりの間の緊張はシーズンの中で高まっていき、ベルギーGP決勝で接触のアクシデントが起こった。
チームボスはふたりの接触に激怒、決勝後、緊急ミーティングを行った。その後、チームは、ロズベルグが非を認めたこと、チームがロズベルグに対して懲戒処分を行ったことを発表するとともに、今後もチームオーダーを科すことなくふたりを自由に戦わせると宣言した。
「私の考えでは、あれが今年を決定づけた週末だった」とウォルフ。
「セオリーに関してあらゆることを議論し決定した」
「あの週末の後にチームの収拾がつかなくなる事態を避けるため、対策を講じなければならなかった。いくつかの選択肢について検討した。スパでふたりのドライバーが接触した後、7連勝、そして1-2を5回達成できたのは満足いく結果であり、我々の行動は正しかったと思える」
アブダビGP決勝直後、敗れたロズベルグは祝福のためにハミルトンの元を訪れ、ハミルトンもロズベルグを称える発言を行った。