トップへ

ドライバー選択に悩むマクラーレン「リザルト以外の要素も重要」

2014年11月28日 07:50  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ケビン・マグヌッセン、ジェンソン・バトン
マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、2015年のドライバーは、単純に今年の獲得ポイント数や予選順位といったリザルトで決めるわけではないと述べた。チームは今年のレースドライバー、ジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンのどちらを残留させるかの決断に悩んでいる。

 2015年に向けマクラーレンはフェルナンド・アロンソと契約したと考えられているが、チームメイトとしてバトンとマグヌッセンのどちらを残すかを明らかにしていない。

 2014年の成績を見ると、バトンは126点を獲得しランキング8位、マグヌッセンは55点でランキング11位、予選に関しても10ー9でバトンがマグヌッセンを上回っている。

 2009年のワールドチャンピオンであり経験豊富なバトンはチームにとって魅力的であるはずだが、ブーリエは今年のリザルト以外にも重要な要素があると示唆した。

「統計だけで考えるなら、非常に簡単だ」とブーリエ。
「計算機を使って決定を下せる。でもそういう問題ではないのだ」
「これ以上のことをコメントするつもりはない。すでに十分お話したと思う」
「マクラーレンは決定に関して声明を発表した。12月1日前に決断が下されることになるだろう。もう少しお待ちいただきたい」

 マクラーレン・グループCEOであるロン・デニスは長期的に考えてマグヌッセンを選びたい考えだが、他の上層部はバトン残留を希望しており、アロンソもチームメイトとしてバトンが望ましいという意向を示したといわれている。