フェラーリのチーム代表の座を追われたマルコ・マティアッチは「非常にいい仕事をしていた」と、2007年チャンピオンのキミ・ライコネンは語っている。
今年4月にステファノ・ドメニカリの後を継いだマティアッチは、以来8ヶ月にわたって不振にあえぐスクーデリアを率いてきた。
彼は、アブダビGPの週末にフェルナンド・アロンソ離脱とセバスチャン・ベッテルの加入を発表した際にも、チームの再建に深く関与するコメントを残していたが、グランプリ明けの月曜日にマラネロから更迭を言い渡されてしまった。
ライコネンは、マティアッチの跳ね馬への貢献を問われると、「彼は明らかにいい仕事をしたと思う」と述べ、次のように続けた。
「彼のことは好きだった。僕らは以前に会ったこともなければ、本当に彼のことは知らなかった」
「F1の外からやってきて彼のポジションを務めるのは、明らかに容易なことではない。だが、彼はいい仕事をしていたと思う」
マティアッチの後任に指名されたのは、フェラーリのスポンサーであるフィリップモリスの前副社長で、F1委員会のメンバーも務めていたマウリツィオ・アリバベーネだ。
ライコネンは、アリバベーネがF1チームを運営する人物に適していると認めた。
「今、明らかな変化があった」とライコネン。
「マウリツィオのことは以前から知っているし、非常にいい男だ。あのポジションを務めるのに適していると思う」
「もちろん彼だけじゃなく、チーム全員にハードワークがある」
「彼はフェラーリを長い間知っているし、何年もビジネスのことを分かっている。彼には、正しいやり方でチーム再建し、我々が本来いるべきポジションに戻す能力があると思っている」