スペイン国立ダンスカンパニーの来日公演が、11月30日に愛知・名古屋の愛知県芸術劇場、12月5日と6日に神奈川・横浜のKAAT神奈川芸術劇場で開催される。
1979年にスペイン国立のクラシックバレエ団として設立されたスペイン国立ダンスカンパニー。フランス・パリのオペラ座でダンサーの最高位であるエトワールを務めたジョゼ・カルロス・マルティネズが2011年に芸術監督に就任し、クラシックバレエ、スペインの振付家の作品、ネオクラシックバレエ、コンテンポラリーダンスなど幅広い作品をレパートリーとしている。
今回の公演は、同カンパニーの芸術監督にジョゼ・マルティネズが就任してから初となる来日公演。演目はマルティネズ自らが選び、『堕ちた天使』『ヘルマン・シュメルマン』『マイナス16』と、日本初上演の『天井桟敷の人々』『Sub』の5作品が上演される。
同名映画をもとにした『天井桟敷の人々』は、マルティネズが振付を手掛け、2008年にオペラ座で初演された作品。オペラ座以外で初の上演となる今回は、マルティネズも出演し、クライマックスとなる「パ・ド・ドゥ」を披露する。なお愛知公演では、終演後にマルティネズによるトークが行われる。