今週行われたF1ストラテジーグループおよびF1コミッションの会合において、コスト削減あるいは制限について話し合いがなされ、破綻したチームを助けるための案として、今年のエンジンを使った参戦を認めるという提案がなされた。
ケータハムとマルシャは財政難から破綻、ケータハムはアメリカGPとブラジルGPを、マルシャは終盤3戦を欠場した。ロータス、フォース・インディア、ザウバーも苦しい状況であるとして、F1コストに関して何らかの対策をとるよう要求している。
今週ジュネーブでストラテジーグループおよびF1コミッションの会合が行われ、さまざまな議題について話し合いが行われるなかで、コストの問題に長い時間が割かれた。しかし結局、2015年の規則変更に関して合意には達しなかったと考えられている。
唯一トップチームが示した譲歩は、ケータハムとマルシャの活動継続に役立つのであれば、彼らが1年落ちのパワーユニットを来年走らせるのを認めることを検討するということだったと伝えられている。
また、エンジン凍結の緩和については、メルセデスが規則変更を望んでおらず、合意に達しなかったといわれている。
同会合では、ダブルポイント制、スタンディングリスタート案、無線制限厳格化については廃止することで合意がなされた。