アブダビ合同テスト2日目も、マクラーレン・ホンダMP4-29H 1X1はトラブルに見舞われ、計測ラップを走れずに終わった。ホンダF1総責任者の新井康久氏は、難しい一日だったが多くのことを学べたと述べた。
26日、チームはコースオープンの朝9時前にエンジンに火を入れたものの、午前中は電気系トラブルが発生したため、その対応に追われた。
午後にはコースに出てストフェル・バンドーンがインスタレーションラップを走行、その後4周のランをスタートしたところ、マシンがシャットダウンした。走行時間内にトラブルを解決することができなかったため、チームはプログラムを終えることとなった。マクラーレンはファクトリーで徹底的に問題の調査を行うと述べている。
マクラーレンはテスト初日は3周、2日目は2周の走行にとどまり、2日ともにノータイムに終わった。
新井ホンダF1総責任者は、テストを終えて次のように語った。
「一言で言えば難しい一日でした。システム起動とデータ通信のトラブルが発生し、予定していた走行ができませんでした」
「でも実際にコース上でテストを行ったことで、システムの複雑さをより深いレベルで理解することができました。システムをさらに開発していく上で何が必要なのか分かったので、2月にヘレスで行われる次のテストに向けてマクラーレンと共に作業に当たります」