同作は、『山口県周南映画祭』で周南出身の松田優作の志を受け継ぐクリエイターを発掘すべく、2012年に新設された脚本賞『松田優作賞』の第1回グランプリ受賞作を映画化したもの。100円ショップで深夜勤務をしながら自堕落な日々を送る32歳の一子を主人公に、寡黙な引退間際のボクサー・狩野との遅咲きの恋や、衝動的にボクシングを始めた一子が、冴えない日々を打破しようともがく姿を描く。
不器用な主人公・一子を演じるのは、オーディションで選出された安藤サクラ。一子の恋の相手となるボクサー・狩野役を新井浩文が演じる。さらに根岸季衣、重松収、伊藤洋三郎らがキャストに名を連ねている。監督は、『イン・ザ・ヒーロー』などで知られる武正晴。主題歌は、尾崎世界観（Vo,Gt / クリープハイプ）が同作のために書き下ろしたクリープハイプの“百八円の恋”となる。
公開された場面写真には、ボクシングのトレーニングに励む安藤や、試合を行う新井の姿、安藤と新井が裸で寝ている様子などが写しだされている。なお同作は、11月15日から山口県内で先行公開されている。
