アブダビGP決勝から1夜明けた11月24日。前日のレースで勝利し、2014年のチャンピオンを決めたルイス・ハミルトンの記者会見が、サーキット近くのホテルで行われた。
ハミルトンも笑顔で「今朝の感じは、とても素晴らしいものだったよ」と喜びを語る。レース後には家族と夕食を共にしたことを明かした。今年一番印象に残っているレースは、「もちろん、昨日だよ」ということ。逆に最もキツかったのはモナコだったという。
昨日シーズンが終わったばかりだというのに、メディアからは早くも来季について尋ねられると、「もちろん、さらに強くなることが目標だよ。チームには絶対の信頼がある。しかも来年のクルマは今年のモノによく似てるはずだからね」と、早くも来季に向けた目標を口にしている。
ハミルトンは今季のチャンピオンを獲得したが、予選ではチームメイトのニコ・ロズベルグの方が良い成績を残している。
「今年の僕は、レースが重要であるということを示した。確かにニコは良い仕事をしたけど、その部分で僕がどれだけ成長できるか、これから調べてみるつもりだ」
記者会見は概ね20分ほどで終了。会見後にはメディアに囲まれ、パスなどにサインをする姿があった。表情は穏やかだが、すでに来季を見据えているハミルトン。より大きくなったように感じられた。
(F1速報)