TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2014 ニュルブルクリンクエキシビションレース 23日、富士スピードウェイで開催されている『TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2014』(TGRF)では、新旧の様々なマシンによる走行プログラムが展開された。
朝から快晴のもと、富士スピードウェイの各所で様々な体験型のイベントが行われたTGRFだが、コース上でもレースやデモランなど、一日を通して多数の走行イベントが実施されている。
午前中には、各地で行われているGAZOO Racing Netz Cup Vitz Raceの上位ドライバーが集結し、今季日本一のドライバーを決めるグランドファイナルが開催。8周の決勝レースを3番手からスタートした水谷大介(ネッツ東京Vitz)が優勝を飾り、日本一の称号を手にした。また、GAZOO Racing 86/BRZ Raceの“ドリームレース”では、谷口信輝/片岡龍也組(KTMS 86)が優勝している。
もちろん、GAZOO Racingを代表する活動とも言えるニュルブルクリンク24時間の参戦車両もその走りを披露。今年のニュルで3クラス制葉を成し遂げたGAZOO Racingの53号車レクサスLFA Code X、48号車レクサスLFA、86号車トヨタ86に加え、昨年までのニュルに参戦したLFAや86も登場。さらに、2009年のアルテッツァも登場し、このマシンはモリゾウことトヨタの豊田章男社長がドライブ。総勢8台で実戦さながらのエキシビジョンレースを展開した。
また、スーパーGT&スーパーフォーミュラスペシャルランと題して、両シリーズのマシンが同時にサーキットを走行。GT500クラスからはZENT CERUMO RC F、ENEOS SUSTINA RC F、PETRONAS TOM'S RC F、DENSO KOBELCO SARD RC F、GT300クラスからはOGT Panasonic PRIUSとSUBARU BRZ R&D SPORTが参加。そしてSFからはKONDO RACING、TOCHIGI Le Beausset、Lenovo TEAM IMPUL、KCMGの4台が登場し、それぞれのマシンが同時に走るという普段はなかなか見られない走行シーンを見ることができた。
雑誌『オプション』や『レブスピード』、『ハイパーレブ』でおなじみの、トヨタ86とスバルBRZのチューンドカーによるタイムアタックも開催された。ここでは、織戸学の持ち込んだマシンが2位以下のマシンを10秒以上も引き離す1分45秒849をマークし、堂々のトップタイムとなっている。
また全日本ラリー選手権に参戦中のラリーカーによるパフォーマンスや、D1グランプリで活躍するTEAM TOYO TIRESの5台によるドリフトショーも盛り上がりを見せたほか、1969年に富士200マイルレース(日本Can-Am)で優勝を飾ったトヨタ7の8号車を平手晃平がドライブするなど、デモランも充実の内容となった。
ほかにもコース上では、早朝からオーナーズクラブのパレードランなどが行われたほか、レーシングドライバーの運転するクルマの助手席に座ってコースを体感することのできるサーキットタクシーや、レーシングカーに乗り込むサーキット同乗体験、そしておなじみのサーキットサファリではドライバーたちが“バスガイド”を務めるなどの見どころも。多くのファンがレーシングカーやクルマの魅力、迫力を楽しんでいた。