N-ONEを駆りチェッカーを受ける佐藤琢磨 11月23日、ツインリンクもてぎで開催されているHonda Racing Thanks Day 2014で、今季から本格的にスタートしたN-ONE OWNER'S CUPのエキジビションレースが行われ、ホンダの往年のドライバーや現役ドライバーがN-ONEを駆りバトルを展開した。
今季から本格的にスタートしたN-ONE OWNER'S CUPは、人気の軽自動車・N-ONEを使用したナンバー付き車両によるワンメイクレース。軽自動車とは思えない機敏な動きと手軽さにより、開始初年度から多くのエントラントが出走。人気を博している。
ホンダのファン感謝イベントであるHonda Racing Thanks Day 2014では、そんなN-ONEワンメイク仕様により、豪華なエキジビションレースが行われた。TEAM KUNIMITSU高橋国光監督をはじめ、NAKAJIMA RACING中嶋悟監督、REAL RACING金石勝智監督、佐藤琢磨、そしてスーパーGTで活躍するドライバーたちがN-ONEに乗車。フルコースを3周するレースを行った。
グリッドは年齢順となったため、高橋、中嶋というフロントロウに。迎えた決勝、高橋が好スタートを切りレースをリードするも、一気に1周目から首位に迫ったのは琢磨。中嶋監督が「国さんに遠慮してたら抜いてっちゃうんだもん」と空気を読めない(?)走りをみせ一気に首位に躍り出ると、そのままリードを広げ優勝を飾った。
「どうしようかな~と思ったんだけど、抜いちゃいました(笑)」という琢磨はレース後、大先輩たちの視線に恐縮しきり。とは言え、「このクルマは初めて乗りましたけど、しっかりドライブしないといけないし、予想よりもずっとレーシングカーの動きでした。パワーもあるし楽しい」とN-ONEを楽しんだ様子。
高橋監督も「このクルマはすごく楽しいよ。女性がレースを楽しむのにも向いていると思う」とN-ONEに太鼓判。GTドライバーたちも、N-ONEのパフォーマンスに感心の様子だった。なお、2位は金石監督、3位は金石年弘、4位は松浦孝亮、5位は中嶋大祐という結果となった。