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それぞれの思いが交錯する最終戦/F1アブダビGP

2014年11月21日 17:00  AUTOSPORT web

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ジェンソン・バトンの去就に注目が集まる
2014年のF1最終戦アブダビGPが、21日(現地時間)にヤス・マリーナ・サーキットを舞台に開幕する。

 グランプリ初日を控えた木曜日、この日はフェラーリがフェルナンド・アロンソの離脱とセバスチャン・ベッテルの加入を発表し、パドックの話題をさらった。

 タイトルを懸けた一戦に臨む主役のふたり、メルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、木曜記者会見で固く握手。現状はハミルトンの17ポイントリードだが、今回のレースは史上初となるポイント2倍システムが適用されるため、ロズベルグの逆転王座の可能性もある。

 来季からホンダとパートナーを組むマクラーレンは、ガレージ前で恒例の記念撮影を行ったが、ジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンのふたりは、チームのドライバー発表が遅れているため、両者どちらかは今回のアブダビが一旦最後のグランプリになる可能性がある。バトンが週末を過ごすドライバールームには、彼のF1キャリアにおけるハイライトを写したパネルが何枚も飾られているが、これが意味するものは?(用意したのは彼のフィジオとBBCのようだが) フェラーリを離脱したアロンソも、噂どおりこのチームに再び加わるのか……。

 小林可夢偉もケータハムとともに帰ってきた。ただ彼は、「最後になっても後悔しないレースを」とコメント。キャリア継続も厳しい状況であることを明かしている。それでも苦しかった一年の最後を強い決意で戦うことを誓った。その可夢偉のチームメイトには、今季参戦したフォーミュラ・ルノー3.5で2勝を挙げた23歳のイギリス人ドライバー、ウィル・スティーブンスが指名されている。

 それぞれの思いが交錯する最終戦。彼らにどんな結末が待っているのか。