F3ヨーロッパ選手権で2014年チャンピオンに輝いたエステバン・オコンが、アブダビGPのフリープラクティス1回目でロータスのマシンに乗ることが発表された。
オコンはロータスの若手ドライバー育成プログラムの一員であり、10月にはロータスの2012年型マシンで初のF1テストを経験した。
フランス出身18歳のオコンは、来年トロロッソからF1デビューを果たすことが決定しているマックス・フェルスタッペンを押さえて、F3ヨーロッパ選手権参戦初年度にしてタイトルを獲得した。
ロータスは2日間にわたってF1テストの機会を与えた後、オコンには「非常に優れた才能があるのは間違いない」との感想を述べている。また、オコンはF3タイトルの褒賞としてフィオラノでフェラーリF10を走らせ、フェラーリからも賛辞の言葉を与えられた。
ロータスのチーム副代表のフェデリコ・ガスタルディは、オコンを育成プログラムの次なるステップに進ませると述べた。
「エステバンは非常に優れた才能を持った若手ドライバーだ。彼に今回の機会を提供することができ、非常に嬉しく思う」
「バレンシアで走行した時にはエンジニアたち全員がいい印象を抱いた。今回、育成プログラムにおいてひとつ上のステップに上がることになる」
「エステバンのようなポテンシャルを持つドライバーの育成を支えることができるのはチームにとって素晴らしいことだ」
オコンはアブダビF1テストの初日にもロータスから参加することが決まっている。来年はDAMSと契約してGP2に昇格するのではないかと考えられており、同時にロータスF1チームのリザーブドライバーの役割を務めることになるかもしれない。