阿部和重と伊坂幸太郎による合作小説『キャプテンサンダーボルト』が、11月28日に刊行される。
阿部と伊坂が、構想期間を含めて約4年をかけて完成させたという同作。執筆は2人がそれぞれアイデアを出しあい、章ごとに交互に執筆する形式で進められたが、徐々にお互いの文章を編集しあう方法も取り入れ、2人が共に「持てる技術を全て注ぎ込んだ」と語る力作になったという。
ストーリーは明かされていないが、先日公開された予告動画や、書店に掲出されているポスターなどに物語のヒントとなるキーワードが掲載。また、今回公開された帯付きの表紙にも、「東京大空襲」「墜落したB29」「公開中止になった幻の映画」といったキーワードが散りばめられている。なお、文藝春秋社による「本の話WEB」では阿部と伊坂の対談も公開中だ。