2戦を欠場したマルシャが最終戦アブダビGP出場を目指して新オーナー候補との交渉を行ってきたが、最終的に契約に至らなかったと報じられている。
マルシャはアメリカGP前に破綻し、管財人の管理下に置かれた。ブラジルGP直前、管財人はチームの活動終了と200名の従業員の解雇を発表、その際にブラジルとアブダビを欠場することを明らかにしていた。
その後、マルシャが最終戦出場のため動いているとの報道があったが、19日、マルシャのレースドライバー、マックス・チルトンが、交渉が実を結ばなかったことを示す発言をTwitterを通して行った。
「アブダビに行くため皆が頑張ってきたが、期待していたような結果は出なかった。この24時間、マルシャのために動いてきた人たちのことを考えると本当にショックだ」とチルトンは述べている。
ロイターは、関係者から聞いた話として、チーム救済のための交渉が夜通し行われたものの合意に至らなかったと伝えた。チームスタッフはアブダビに行く準備をして待機していたといわれている。