アメリカの俳優、パトリック・デンプシーが、ポルシェのサポートのもと来シーズンのWEC世界耐久選手権に参戦することになった。
人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』などへの出演でも知られているデンプシーは、レーシングドライバーとしても知られており、これまでも自らのチームであるデンプシー・レーシングを率いるとともに、アメリカン・ル・マン(ALMS)やグランダム、ル・マン24時間に参戦。昨年からはポルシェ・モータースポーツの一員に加わり、今季はユナイテッド・スポーツカー(USCC)やル・マンを戦った。
今年のル・マンではLM-GTEアマクラスで4位入賞を果たし、またUSCCのバージニア戦ではGTDクラスで3位表彰台も獲得しているデンプシー。来季は『チーム・デンプシー・プロトン・レーシング』として、ル・マン24時間を含むWECのLM-GTEアマクラスにポルシェ911 RSRで参戦することになった。
「僕はすでに来シーズンを見据えていて、ポルシェとともにWEC、そしてル・マンに参戦できることを誇りに思っている」とLAモーターショーで語ったデンプシー。チームメイトには、ポルシェのワークスドライバーであるパトリック・ロングが起用され、コーチ役も務める。またデンプシーは、ポルシェ・モービル1スーパーカップなどへの参戦も予定しているということだ。