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同じスーツを1年洗わず着続けても「誰も気づかず」 男性キャスターの実験に「まさにダブルスタンダード」

2014年11月20日 11:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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いつも代わり映えしないスーツを着ているサラリーマンに朗報だ。海外のとある「実験結果」によると、テレビの視聴者は、女性出演者の服装をあら探しするように見ているが、男性が何を着ていても気にしていないという。

「実験」をしたのは、オーストラリアの朝番組の男性キャスター、カール・ステファノビッチ氏。彼は1年間、毎日同じスーツをクリーニングもせず着通したが、ほとんどの人はそのことに気づかなかったそうだ。

男は「仕事」、女は「髪型や服装」で評価されている?

ステファノビッチ氏は、同僚の女性キャスターが毎日違う服装で登場しているのに、視聴者から服装を批判され、ときにと酷評されることに疑問を抱いた。そこで彼は青いスーツで果敢な「実験」を開始したが、これに気づいたのは同僚の女性キャスターだけだったという。

ステファノビッチ氏はインタビュー動画で、「結果」をこう明かしている。

「ボクは基本的に、インタビューの様子やユーモアのセンスといった仕事で評価されるのに、女性だと服装や髪形などで評価されるんだよ」

ただ、彼の服装がおかしいことに気づいたのも女性で、「時々臭うと言われた」ので、「年末にはクリーニングに出す」そうだ。米abcニュースの読者からは、ステファノビッチ氏と同じ違和感をあらためて表明する声があがっていた。

「何で多くの女性キャスターは、揃いも揃って同じような髪形なんだ? 男性は真面目でビジネスマンのような服装なのに、女性の見た目は『軽い』感じ」

その一方で、女性キャスターの「役割」は男性とは違うというコメントもついている。

「(女性の服装が派手なのは)視聴率稼ぎだろうね。若くて可愛い女の子を映して目の保養にしようっていう手口だよ」
「女性キャスターの服はテレビ局からあてがわれるんだよ。もし女性キャスターが容姿を保てなければクビになる」

不平等はどうやって「是正」すればよいのか

ある読者は、男性は常に「プロフェッショナルな印象のスーツ」、女性は「オフィスよりもパーティー向けなんじゃないかっていう服」で装っているとし、

「これって正にダブルスタンダードだと思う」

と、当たり前になっているテレビ制作者や視聴者の不平等意識を指摘している。

オフィスでも、同じような不満を抱いていたビジネスパーソンがいるかもしれない。何とも後味の悪い結果だが、これを是正するには女性の服装を地味にすべきなのか、それとも男性が華やかなパーティー向けの服装で登場すべきなのだろうか。

(参考)Newscaster Wore Same Suit for a Year, No One Noticed (abc NEWS)

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