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中嶋一貴、ビザのトラブルでWEC最終戦は欠場に。コンウェイが今季3度目の参戦へ

2014年11月20日 11:30  AUTOSPORT web

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最終戦バーレーンでも中嶋一貴に代わってマイク・コンウェイが起用されることとなった。
WEC世界耐久選手権に参戦しているトヨタは、ブラジルのインテルラゴスで11月28日~30日に開催される今シーズン最終戦において、中嶋一貴に代わってマイク・コンウェイを7号車TS040ハイブリッドのドライバーとして起用することを明らかにした。一貴にビザ申請に関する問題が発生したためだという。

 一貴は、スーパーGT参戦のため前戦バーレーンを欠場。7号車では代わってコンウェイが起用されていたが、トヨタのマニュファクチャラーズタイトル獲得がかかった来週末のインテルラゴス戦では、再び一貴が7号車のドライバーとして名を連ねていた。

 ただ、TMGのスポークスマンが「チームのコントロールの及ばない、ビザ申請手続きの遅れによって一貴はレースに参戦できない」と語る通り、一貴は今回のレースも思わぬ形で欠場することに。代わって、チームのテスト兼リザーブドライバーを務めるコンウェイが今季3度目となるTS040ハイブリッドでのレースに臨むこととなった。

 WECに加え、スーパーGTやスーパーフォーミュラでも活躍している一貴は今季、シーズン前半はル・マン24時間に向けてWECを中心に活動。ただ、後半戦は国内レースとのスケジュールにより、第4戦オースティン、そして第7戦バーレーンは欠場している。

 一方コンウェイは、一貴に代わってオースティン戦とバーレーン戦に参戦。バーレーンでは僚友の8号車がトラブルで後退する中でも大きなミスなくドライブし、7号車の今季初勝利に貢献。そんなコンウェイは、今季第5戦富士以降レースを欠場しているニコラス・ラピエールに代わって来季のレギュラードライバーに起用されるのではないかと見られている。