2015年夏に公開される実写映画『進撃の巨人』の配役とビジュアルが公開された。
同作は、2009年から諫山創によって『別冊少年マガジン』で連載されている同名漫画の実写版。諫山の監修の下、監督に樋口真嗣、脚本に渡辺雄介と町山智浩を迎えて制作された。100年前に突如現れた巨人たちによって文明が崩壊した世界で、巨人たちの侵攻を防ぐために巨大な壁の中で平穏な生活を送っていた人類と、再び現れた巨人たちとの戦いを「立体機動」を駆使したアクションと共に描く。
「現在公開可能な情報」として発表された配役は、主演の三浦春馬が演じるエレン、水原希子が演じるミカサ、本郷奏多が演じるアルミン、三浦貴大が演じるジャン、桜庭ななみが演じるサシャ、石原さとみが演じるハンジ。さらに映画版のオリジナルキャラクターとして、シキシマ役を長谷川博己、サンナギ役を松尾諭、フクシ役を渡部秀、ヒアナ役を水崎綾女、リル役を武田梨奈、ソウダ役をピエール瀧、クバル役を國村隼がそれぞれ演じる。さらに、映画『キューティーハニー』『ヤッターマン』『寄生獣』などでキャラクタービジュアルディレクターや人物デザインを手掛けた柘植伊佐夫が扮装統括を担当した、各キャラクターのビジュアルも公開された。
佐藤善宏プロデューサーは、キャスティングについて「原作のキャラに外見が似ているか否かは全く考慮には入れませんでした。諌山先生と何度も話し合い、原作キャラたちのスピリットを体現できる俳優、という基準のみでキャスティングを行いました」「一役で3回以上の衣装合わせ、カメラテストなどを行い、役柄に沿うまですべてオーダーメイドで細部にこだわり、立体機動、衣装を作り上げました。諫山先生は、俳優部が衣装を着て一堂に会した軍事訓練が初見でしたが、少し照れくさそうにご覧になりながら、具現化された衣装に太鼓判を押してくださいました」とコメント。
また今回の発表にあわせて、同作の音楽を『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズや『ベルセルク』などの音楽で知られる鷺巣詩郎が手掛けることも明らかになった。