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ウクライナ東部では結婚式でも武装!?最新装備片手に行われる結婚式

2014年11月18日 15:41  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

ウクライナ東部では結婚式でも武装!?最新装備片手に行われる結婚式

 現在内戦が続くウクライナ東部ですが、飛び交うAKの弾丸も、着弾するグラードのロケット弾も人々が愛し合うのを止めることはできないようです。
写真は、ウクライナ東部で行われた結婚式の様子。花婿は覆面姿、花嫁も戦闘服といういでたち。そして参列者は銃で武装しています。


【元の記事はこちら】


 ロシアメディアによると、東部の内戦中の都市ドネツクでは、7月に野戦司令官が結婚式を挙げると、それに続いて何十もの新婚カップルが誕生したそうです。司令官が迷彩服を着て銃を持ったまま結婚式を挙げてからというもの、夫や彼氏が戦闘に参加しているカップルは、皆そのように結婚式を行っているそうです。ただ女性についてはウエディングドレスのケースもありまちまちのよう。


 こうした姿で結婚式を挙げるのには訳があり、いつ近所に着弾してもおかしくないという況下であること、そしてもし結婚式中に付近で戦闘が発生した場合には直ぐ駆けつけることができるから……。
持っている銃や装備は旧ソ連製やウクライナ製もありますが、ロシア製らしき最新のものが目立ちます。
そして哀しいことですが、いつ戦闘で亡くなるか分からないのですから、早く結婚式を挙げたいというカップルもいるようです。


 ちなみに新居には困らないそうで、多くの人が逃げ出したために空いた部屋を(本当にいいのか?)新婚さんたちにウクライナ東部の未承認国家・ドネツク人民共和国がもれなく提供しているそうです。


参考・引用:
gazeta.ru
MIR24.TV


(文:石井健夫)