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NASCAR最終戦:ケビン・ハービックが優勝で初戴冠を決める

2014年11月18日 11:40  AUTOSPORT web

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優勝で今季スプリントカップのチャンピオンを決めたケビン・ハービック。初の戴冠となった。
NASCARスプリントカップ・シリーズは16日、ホームステッド・マイアミ・スピードウェイでシリーズ最終戦となる第36戦の決勝レースが行われ、ケビン・ハービック(シボレーSS)が優勝。見事今シーズンのチャンピオンに輝いた。

 第27戦からはチェイスと呼ばれるプレーオフ戦に突入していたNASCARスプリントカップでは、この最終戦にハービック、デニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)、ライアン・ニューマン(シボレーSS)、ジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)の4名が王座獲得の権利を残して臨んだ。

 14日に行われた予選では、ジェフ・ゴードン(シボレーSS)がポールポジションを獲得。2番手にはカート・ブッシュ(シボレーSS)、3番手にマット・ケンゼス(トヨタ・カムリ)と続いた。

 迎えた16日の決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたゴードンがレースの半分以上をリード。ハービックやハムリンもラップリードを奪いながらレースを牽引していく。また、ロガーノや21番手スタートとなったニューマンも追い上げを見せて上位争いを展開していった。

 ただ、レースは終盤のピットストップで動きを見せることに。ハムリンはゴードンとともにコースに残ったほか、ニューマンは2輪交換でコースへ。一方、ハービックは4輪交換を行い追い上げる作戦を採用。またロガーノは、タイヤ交換中にジャッキが下りてしまうトラブルで29番手まで後退し、勝負権を失う形となった。

 4輪を交換したことにより12番手でコースへ復帰したハービックだったが、フレッシュなタイヤを活かしてポジションアップを果たすと、残り3周でのリスタート時までに首位に浮上。リスタート後は、同じく王座を狙うニューマンが2番手から必死の追走を見せるが、ハービックが最後までポジションをキープしてトップでチェッカー。前戦フェニックスからの連勝で今季5勝目を挙げるとともに、スプリントカップでの初戴冠を決めた。

 2位にはニューマン、3位はブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)が入り、トヨタ勢の最上位はケンゼスの6位。タイヤ交換を行わずに優勝を狙ったハムリンはケンゼスに続く7位でレースを終えている。

 なお、同じくホームステッドで15日に開催されたNASCARネイションワイド・シリーズの最終戦となる第33戦の決勝レースでは、この日終始速さを見せたケンゼスが優勝。2位にカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)、そして0.034秒差の3位にカイル・ラーソン(シボレー・カマロ)が入っている。このネイションワイド・シリーズは、来季からタイトルスポンサーが変更となり、エクスフィニティ・シリーズという名称で争われることになる。