アンドレ・ロッテラーは、ケータハムからF1最終戦アブダビGP出場に関するオファーを受けたが、承諾するつもりはないと語った。
ケータハムは財政破綻して管財人の管理下に置かれ、アメリカGPとブラジルGPを欠場した。管財人はクラウドファンディングを利用して最終戦出場のための資金を調達することを試み、期限までに目標値に達することはできなかったものの、14日、アブダビGP出場を表明した。
16日付けでドライバーのひとりとして小林可夢偉が走ることが明らかになったが、チームメイトについては決定していない。今季レースドライバーを務めたマーカス・エリクソンはすでにチームとの契約を終了しており、最終戦で走る可能性はない。
英AUTOSPORTによると、ロッテラーはケータハムからオファーを受けたことを認めているが、出場するつもりはないと述べたということだ。
ロッテラーは今年のベルギーGPで小林可夢偉に代わってケータハムから出場、F1デビューを果たしている。
「F1への誘いは頻繁にもらえるようなものではないから、光栄に思う」とロッテラー。
「スパの出場は素晴らしい経験だった。でも次に出る場合は、もっといい環境で出るべきだと思う。後方で走っているだけの存在にはなりたくない」
「F1でもっといいシートを得る機会があるのであれば話が別だが、そういう状況ではなさそうだ」
今季ケータハムから金曜フリープラクティス1で3回走行したロベルト・メリは、レースドライバーが走れない場合には代わって参戦する契約になっていると主張している。