ロベルト・メリが最終戦アブダビGPでレースに出場する契約をケータハムF1チームと結んでいると、父親が主張している。
ケータハムは経営破綻し、管財人の管理下に置かれ、アメリカGPとブラジルGPの2戦を欠場した。管財人はクラウドファンディングを利用して最終戦出場のための資金を調達することを試み、期限までに目標値に達することはできなかったものの、14日、アブダビGP出場を表明した。
また16日付けでドライバーのひとりとして小林可夢偉が走ることを明らかにした。
今季レースドライバーを務めたマーカス・エリクソンはすでにチームとの契約を終了しており、最終戦で走る可能性はない。
そんな状況の中、メリの父親が英AUTOSPORTに対し、契約によって最終戦でレースデビューを果たす権利を持っているとコメントした。メリは今季ケータハムからイタリア、日本、ロシアの3回にわたって金曜フリープラクティス1で出走している。メリは今年フォーミュラ・ルノー3.5に参戦、ランキング3位を獲得した。
「管財人フィンバー・オコネルが何人かに接触したという話、何人かが彼に接触したという話を耳にしている」とメリSrが語った。
「彼らは状況を把握するべきだ。私たちには契約がある。メインドライバーが走れなければ、ロベルトが走ることになっているのだ」
「チームは管財人の管理下に置かれているが、それによって状況が変わるべきではない。活動に変更はないし、変更がなされるべきではない」
「契約があればそれに従わなければならない」
ベルギーGPで可夢偉に代わって出場したアンドレ・ロッテラーは、最終戦出場に関してチームからオファーがあったもののこれを受けるつもりはないと述べたと伝えられている。