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お小遣いの管理は自分で!経済感覚を育む子ども向けプリペイドカード

2014年11月17日 15:01  Techable

Techable

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11月も半ばを過ぎた。今年も残り少なくなり、刻一刻と新しい年が近づいてきている。新年までに子どものお年玉を忘れずに用意しておかねば……と、意気込んでいる大人もいるだろう。

ふと子どもの頃を思い出せば、お年玉の使い道を親に決められてしまったり、結局いくらの予算があって、どれくらい使って、残金はどれほどなのか、わからないままになっていたりしないだろうか。

子どもがお金を稼ぐこと、使うことの意味を体験できるテーマパーク“キッザニア”が話題を呼んだが、子どもに“お金とは何か”を学んで欲しいなら、「Osper」というプリペイドカードサービスがよいかもしれない。
子どもが自分の予算管理するために作られたプリペイドカード
イギリス発の「Osper」は、8~18歳の子ども向けのプリペイドデビットカードで、ポケットマネー代わりに使える。このカードの仕組みは、子どもが自分のお小遣い、予算に責任をもつ意識を育てることを目標としている。

デビットカードは小売店やATM、オンラインショップなど、さまざまな買い物に使うことができるもの。といっても、これはあくまでプリペイドカードであるため、チャージされた分の決まった金額までしか使えず、無尽蔵に好き放題の予算が使えるわけではない。子どもたちは専用のアプリを通じて、カードの使用状況を閲覧でき、自分の予算バランスをチェックできる。


親は子どもの使用状況を随時モニター可能
親側は独自にログインして、子どもがいつ、どこでお金を使っているのかモニターすることが可能だ。親側はスマートフォンを通じて、いつでも子どものプリペイドカードにお金をチャージできるので、月々のお小遣い分を加えたり、万一緊急的にお金が必要なときにも安心。また、子どものカード使用状況をアラートでお知らせしてくれるほか、好きなときにカードをロックできるようになっている。

ただ親としては、オンラインで子どもが18歳未満禁止の商品を自由に購入できてしまうのでは……という懸念が出てくるかもしれない。18禁サイトではこのカードで購入できないよう自動的にブロックされる仕組みになっているというからご安心を。

デビットカードは、あらゆる方面の支払いに使用できるからこそ、自分の予算をしっかり管理する必要が出てくる。子どものお金に対する意識啓蒙、自己管理力や自立心の促進に、このサービスは役立ってくれそうだ。現在はイギリス国内のみでサービスが利用可能で、初年度は利用無料、次年度から年会費が10ポンドがかかる。

Osper