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スーパーGT第8戦もてぎ:朝のフリー走行はカルソニックGT-Rがトップタイム

2014年11月16日 10:10  AUTOSPORT web

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スーパーGT第8戦もてぎの朝の走行でトップタイムをマークしたカルソニックIMPUL GT-R
スーパーGT第8戦は16日、ツインリンクもてぎで決勝日を迎え、午前9時15分から朝のフリー走行が行われた。30分のセッションでは各チームが決勝に向けた走行を行い、カルソニックIMPUL GT-Rがベストタイムをマークしている。

 いよいよ2014年のスーパーGTもこの第8戦ツインリンクもてぎが最終戦。その決勝日、朝から周辺道路が渋滞するほどの多くのファンが訪れる中、9時15分から決勝レースに向けたフリー走行がスタートした。予選ではニッサンGT-R×ミシュランという組み合わせが速さをみせたが、決勝に向けてはペースが重要になる。王座獲得を狙う各陣営は、このフリー走行で少しでもペースの確認とセットアップを進めようと、ロングランを行っていった。

 しかし、開始7分と言うところで、WAKO'S Exe Aston Martinが3コーナー立ち上がりでトラブルが発生してしまったか、駆動がかからなくなりコース上でストップ。一度赤旗が提示される。その後は大きなアクシデントはなく、各チームがしっかりとメニューをこなしながら走行を重ねていった。

 GT500クラスではトラフィックにより差があるものの、各車1分40秒台から43秒台で走行。ニッサン勢がベストタイムではやはり速さをみせており、カルソニックIMPUL GT-Rがこのセッションのベストタイムをマーク。前日トラブルに見舞われ予選Q2でしっかりと走行できなかったD'station ADVAN GT-Rが2番手。ポールポジションのMOTUL AUTECH GT-Rが3番手となった。

 ランキング首位のPETRONAS TOM'S RC Fは5番手。前日の予選で伊藤大輔がアタック中に「ブレーキを踏んだ瞬間にリヤがロックしてしまった」とスピンを喫したKeePer TOM'S RC Fは13番手となった。前戦タイではタイヤ無交換作戦を敢行したトムス勢だが、今回は無交換は厳しいのではないか……? という情報もある。

 一方、GT300クラスはAudi R8 LMS ultraがベストタイムをマーク。国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DRが2番手となった。金曜公式テスト~土曜公式練習で下位となり、予選の直前に大胆なセットアップ変更を行い功を奏したランキング首位のグッドスマイル 初音ミク Z4が3番手となった。初音ミクZ4は「ロングランもしていないセット」とのことで、このフリー走行が確認のための走行となっている。

「ロングランのペースはヨコハマ勢と同じくらいではないか」と福田洋介代表が予想するランキング2位でポールポジションのGAINER DIXCEL SLSは5番手となった。また、「予選の結果は想定内。ロングは自信をもっている」と鈴木康昭代表が語るStudie BMW Z4はベストタイムでは6番手で朝の走行を終えている。

 なお、前日の予選Q1で最終コーナーでスピン、クラッシュしたTWS LM corsa BMW Z4はフレームまでダメージが及んでいたようで、徹夜の作業が行われているものの、この朝のフリー走行では走行することができていない。