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WEC第7戦バーレーン:トヨタがWEC初戴冠! 8号車はトラブルも7号車が優勝飾る

2014年11月16日 08:00  AUTOSPORT web

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8号車トヨタTS040ハイブリッドのアンソニー・デイビッドソンとセバスチャン・ブエミがドライバーズタイトルを決めた。
WEC世界耐久選手権は15日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで第7戦の決勝レースが行われ、アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ組の7号車トヨタTS040ハイブリッドが今季初勝利を挙げた。また、今回のレースを終えて、8号車トヨタを駆るアンソニー・デイビッドソンとセバスチャン・ブエミがドライバーズタイトルを決めている。

 11月に予定されているWEC”3連戦”の2戦目となるバーレーン戦。8号車トヨタのデイビッドソンとブエミはドライバーズランキング首位、このレースで5位以内に入れば自力戴冠という状況でレースを迎えた。

 前日の予選では、14号車ポルシェ919ハイブリッドがポールポジションを獲得。8号車トヨタ、20号車ポルシェと続く形となった。

 迎えた6時間の決勝レースでは、スタートでポルシェ20号車ポルシェが2番手を奪うも、8号車トヨタはコース上でポジションを奪い返して2番手でファーストラップを終える。その後、開始から10分というタイミング8号車は前方の14号車ポルシェも捉えて首位に浮上する。

 トヨタの2台は、開始30分というタイミングで導入されたフルコースイエローの際に、終盤のスプラッシュ分を消化するような形でピットイン。一旦首位を譲るものの、再びコース上でポジションを奪取。8号車、7号車の順で、トヨタの2台がレースをリードし、優位にレースを進めていく。

 ただ、開始から約1時間45分というタイミングで、8号車トヨタがオルタネーターのトラブルによりガレージへ。約30分間の作業を受けてコースへ復帰するが、大きく遅れを喫することに。勝負は7号車に託される形となる。

 一方、この週末速さを見せている14号車ポルシェは、最後まで7号車トヨタを追うも、終盤20分にスプラッシュ&ゴーを行ったこともあって逆転はならず。最後は7号車トヨタが後続に50秒の差をつけてトップでチェッカー。今季初勝利を挙げることとなった。

 2~3位表彰台に14号車、20号車のポルシェ勢が入り、アウディR18 e-トロン・クワトロ勢は2号車、1号車の順で4位~5位に。8号車トヨタは一時最後尾まで交代するも、総合11番手でレースを終えることとなった。

 この結果、ドライバーズランキング2位につけていた2号車アウディがこのレース4位に終わったこともあり、8号車トヨタのデイビッドソンとブエミのドライバーズタイトルが決定。トヨタがWEC参戦後初のタイトルを獲得することとなった。マニュファクチャラーズランキングでは、トヨタが40ポイントのリードを保って首位につけているものの、勝負は2週間後のサンパウロ戦に持ち越されることとなった。