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ケータハムがアブダビGP出場を表明

2014年11月15日 08:20  AUTOSPORT web

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最終戦への出場を発表したケータハム。3戦ぶりとなる可夢偉の出走は実現するのか。
ケータハムは14日、F1今季最終戦アブダビGPへの参加を表明した。管財人の下で経営再建中の同チームは、一般の出資を募る「クラウドファンディング」を7日から開始。この日が募集の最終日だった。

 チームからリリースが届いたのは、14日のヨーロッパ時間午後3時過ぎ(日本時間23時過ぎ)。期限の午前0時まであと9時間というこの時点で、募金額は目標とされた235万ポンド(約4億2535万円)の79%に当たる186万9940ポンド(約3億4051万円)だった。

 にもかかわらず、前倒しの形で出走を表明したことになる。管財人のフィンバー・オコンネルは、「募金とは別に、複数の組織と話をしている」と語っており、不足分は他から調達するのかもしれない。とはいえGP週末をしっかり戦うだけの体制が整っているかどうかは不明だ。

 ドライバーも、すでにマーカス・エリクソンは契約解消を表明。小林可夢偉も、「しっかりした態勢が確認できない限り、出走する気はない」ことを明らかにしている。規定ではF1チームはシーズン中、最大4人のドライバーしかレースに出場させられない。今季のケータハムはすでにベルギーGPでアンドレ・ロッテラーをレースで走らせており、もしエリクソンも可夢偉も出ず、さらにロッテラーからも断られた場合、出場ドライバーがいなくなる事態も考えられる。
(柴田久仁夫)