メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、ブラジルGPで完勝を成し遂げたニコ・ロズベルグを称賛し、彼の活躍によって最終戦アブダビがますます面白くなったと語った。
ロズベルグはブラジルで今年10回目のポールポジションを取り、新設されたポールポジショントロフィーを獲得し、今季5勝目を飾った。ロズベルグは週末の全7セッションで首位に立ち、ドイツGP以来の勝利を獲得、ハミルトンの連勝を5戦でストップした。
これによってポイントリーダーのハミルトンとロズベルグの差は17点に縮まり、最終戦アブダビGPではポイントが2倍加算されるため、ロズベルグが初タイトルを獲得する可能性がわずかに拡大した。
「本当に素晴らしい」とウォルフはロズベルグのブラジルGPでのパフォーマンスについて語ったとSky Sportが伝えた。
「この週末は精神的な意味で彼にとって非常に重要だった」
「すべてのセッションを制し、決勝ではルイス・ハミルトンがすぐ後ろから攻め立ててくる状況をしのぎきって優勝した。ハミルトンを押さえきったこと、冷静さを保ったことは素晴らしく、彼は今シーズン、予選で非常に優れているだけでなく、選手権リーダーと戦って勝つスキルも持っているということを証明した」
「(ロズベルグがタイトルを獲得するには)アブダビで優勝するだけでは足りないが、それでも精神的に楽になったし、ファンにとってもF1にとっても彼が挽回したのは素晴らしいことだ。誰もがアブダビを楽しみに待つことができる」