ワワフラミンゴの舞台『ホーン』が、12月5日から東京・五反田のアトリエヘリコプターで上演される。
作・演出を手掛ける鳥山フキを中心に活動しているワワフラミンゴ。これまでに、東京芸術劇場による『芸劇eyes』の番外編『God save the Queen』で作品を発表したほか、今年9月に行われた『多摩1キロフェス2014』では、街を舞台にした演目を披露した。
『ホーン』は、今年3月に東京・駒沢公園で2日間にわたって上演が予定されていたが、荒天のため1日限りの上演となってしまった野外劇『ワワフラミンゴの青空公演』をもとにした、本屋をめぐる物語になるという。会場ではチラシイラストを手掛けたうえのようの展示と、本屋「SUNNY BOY BOOKS」の出張物販も行われる予定だ。
なお、劇作家・演出家の柴幸男(ままごと)はワワフラミンゴについて「ワワフラミンゴはしなやかな弓弦のようです。柔らかいけど強い。鋭い矢をびゅんびゅん撃ってきます。独特のユーモアをまとった羽毛のような矢はくすぐったくて気持ちいい。シンプルに会話が面白い。実に誠実な演劇。おすすめします」とコメントしている。
【鳥山フキのコメント】
今年3月に駒沢公園でやった野外公演(6、7分くらいの話2本)を下敷きにするつもりです。2日間予定していた公演は、雨と寒さと雪の予報で1日になってしまったのでした。冬らしい話で、思いのままにならない不自由、どこまでも広い原に立ったらこわいだろう、というような事をかわいらしく書きたいと思います。