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ロータスボス、ケータハムのクラウドファンディングへの嘲笑に憤慨

2014年11月14日 16:50  AUTOSPORT web

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2014年カナダGP マーカス・エリクソン(ケータハム)、パストール・マルドナド(ロータス)
ロータスのオーナー、ジェラール・ロペスは、ケータハムが最終戦に出場するのに必要な資金を集めるためにクラウドファンディングを使う決断をしたことに関し、小規模チームがそこまでせざるを得ないF1の現状を嘆いた。

 破綻したケータハムは管財人の管理下に置かれ、アメリカGPとブラジルGPの2戦を欠場した。その後管財人は最終戦出場のため、クラウドファンディングで必要な資金235万ポンド(約4億3000万円)を集めることを目指すと発表した。

 ロペスは、F1自体は多額の収入を得ているにもかかわらず、チームがファンから資金提供を受けなければならないのはばかげていると述べた。

「F1は16億ドル(約1900億円)のビジネスで、9億ドル(約1,000億円)以上が分配されている。それなのにチームを復帰させるのにクラウドファンディングという案が出てくるのだ。倫理的に考えて、私が考える以上に悲惨な状況だ」

 ロペスは、クラウドファンディングのプランをあるチームボスが笑っていたとして、怒りを示している。

「あるチーム代表が私のところに来て、クラウドファンディングについて笑った」
「本当に嘆かわしいことだ。F1について話し合いが行われている時に、そういうことを笑う人間がいる」