映画『フェイス・オブ・ラブ』が、2015年2月7日から東京・有楽町スバル座ほか全国で公開される。
同作は、30年間連れ添った建築家の夫・ギャレットを5年前に亡くした女性・ニッキーが主人公。悲しみから立ち直りかけていたある日、美術館でギャレットに瓜二つの男性・トムと出会ったことをきっかけに、新しい恋への喜びと亡き夫への罪悪感で揺れるニッキーの姿を描く。
ひとり娘の母親でもある主人公のニッキーを演じるのは、『アメリカン・ビューティー』『キッズ・オールライト』などのアネット・ベニング。ニッキーの亡き夫ギャレットと、離婚をきっかけに筆を折った画家のトムの2役を演じるのは、監督・主演作『ポロック 2人だけのアトリエ』や、『トゥルーマン・ショー』のエド・ハリス。さらに、ニッキーの家の向かいに住むロジャー役で昨年急逝したロビン・ウィリアムズが出演。ニッキーと同様に伴侶を亡くしていることから、2人で喪失感を語り合いながらも、密かにニッキーを想っている男という役どころだ。
監督と脚本を手掛けるのは、監督デビュー作『The Chumscrubber』で『モスクワ国際映画祭』観客賞を受賞したアリー・ポジン。『フェイス・オブ・ラブ』は、ポジンの母が亡き父にそっくりの男性を見かけたという実話をもとに作られたという。美術は、『L.A.コンフィデンシャル』『カラー・オブ・ハート』などで『アカデミー賞』に4度ノミネートされているジェニーン・オッペウォール、衣装は『ハンガー・ゲーム』などのジュディアナ・マコフスキーが担当。撮影には、アメリカ・ロサンゼルス郡立美術館が使用されている。