マルコ・マティアッチは、シーズンを通してF14 Tと格闘し続けているキミ・ライコネンがブラジルGPでみせたパフォーマンスを「素晴らしい」と称賛した。
今年、5年ぶりにフェラーリに復帰した2007年王者のライコネンだが、跳ね馬の14年型マシンとのミスマッチにより、本来のパフォーマンスを発揮できておらず、これまでチームメイトのフェルナンド・アロンソに大きく負け越している。
しかし、先週末のインテルラゴスでは、レース序盤にタイヤにブリスターやグレイニングが発症する厳しい展開だったにもかかわらず、唯一の2ストップ作戦で71周を走り抜き、アロンソに次ぐ7位でフィニッシュした。
チーム代表のマティアッチは、フェラーリがライコネンのドライビングスタイルにF14 Tを適応させる作業で、大きな進歩を果たしたと考えている。
「今週末は非常にポジティブなキミを見ることができたと思っている」とマティアッチ。
「彼は素晴らしいレースを繰り広げた」
「キミが本当にマシンを快適に感じた最初の週末だったと思うし、彼らしいレースを見ることができた」
マティアッチは、ライコネンが最終的にはアロンソの後ろでチェッカーを受けたものの、F14 Tを今も彼のスタイルに合わせている最中だと述べている。
ライコネンは、2回目のピットストップでフロントジャッキが早く下りるというチームのミスによりタイムをロスしている。