WEC世界耐久選手権のLMP1-Hクラスに参戦しているポルシェは10日、2015年シーズンも今季と同じ6名をドライバーとして起用することを明らかにした。
ル・マン24時間で歴代最多となる16度の総合優勝を果たしているポルシェは今年、919ハイブリッドと名付けられたマシンの2台体制で16年ぶりにスポーツカー耐久レースのトップカテゴリーに参戦。昨年限りでF1を引退したマーク・ウエーバーを始め、ロマン・デュマ、ニール・ジャニ、マルク・リーブ、ティモ・ベルンハルト、ブレンドン・ハートレーの6名を初年度のドライバーとして起用し、今季ここまでの6戦で2度のポールポジションと3度の3位表彰台を獲得している。
そんなポルシェの来季ドライバーラインナップに関しては、F1を戦うジェンソン・バトンの獲得も噂されていたものの、LMP1プロジェクトを率いるフランツ・エンジンガーは先日、バトン側との接触自体を否定。彼は同時に、現行の6名のドライバーたちとの契約を済ませていることを明かしていたが、ポルシェが今週末のバーレーン戦に向けて発行したリリースの中で、現行の6名のドライバーが来季も継続して起用されることが正式に発表された。
なお、今回のリリースでは、ポルシェが来季に向けて6名を再び起用する旨が簡単に記されたのみで、ドライバーの組み合わせや、検討中と言われているル・マン24時間での3台体制などについては記載されなかった。