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スキルアップの第一歩は、他人の真似!?

2014年11月11日 00:02  オズモール

オズモール

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「あの人はいつも笑顔で対応していてすごい!」「あの子は仕事が早くてすごい! いつも期日より早く終わらせているわ」…などというように、職場に1人や2人は“あの人すごい!”という人がいない? 人材育成やスキルアップのセミナー講師などで活躍する新井淳子さんは、「他人に対して“すごい!”と思う点は、自分自身が身につけたい力であることが多い」と話す。 「他人の優れた能力に対して“すごい!”と肯定的に感じる場合、その能力を身につけた自分になりたいというポジティブな願望が隠れています。そうした感情が表れたときは、実は自分自身のスキルアップのチャンスでもあるのです」(同) 相手の能力に対して“すごい!”と思えるのは、その能力が自分にはなく、憧れを感じているから。そのため、もし自分がその能力を身につけることができれば、“なりたい自分像”に一歩近づけるのだとか。では、“すごい!”と思う能力を身につけるには、どうしたらいいの? 「“すごい!”と思う人の仕事を手伝うなど、その人と一緒にいる時間をできるだけ多くして、真似をするといいでしょう」(同) 真似をするのは、表情や口癖、身振り手振りなど。そうした言動の一つひとつにはその人の思考傾向が反映されているもので、真似をすると、徐々にその思考が身に付いてくるのだそう。 「いきなり思考や心の状態を変えることは簡単ではありませんが、言動を真似することはそれほど難しくないはず。まずは見た目でわかる部分を真似して、形から入ってみてください。するとだんだん思考も変わってくるのです」(同) 真似する相手は1人じゃなくてもOK。いろんな人の“すごい!”と思うところをいいとこ取りするように真似すれば、“なりたい自分像”にさらに近づきやすくなるはず。もし“すごい!”と思う人が身近にいなければ、歴史上の人物や有名人の真似をしてみて。大切なのは、自分が他人のどんな点を“すごい!”と感じているのか、じっくりと分析をすること。その分析をすればするほど、“なりたい自分像”が明確に浮かび上がってくる。 他人の表情や口癖、身振り手振りなどを真似するだけなら難しくないし、楽しみながらスキルアップができそう。さっそく今日から実践してみて! 新井淳子オフィスフローラン代表。日本プレゼンテーション協会認定講師、社会保険労務士。職場の課題発掘と人材育成、モチベーションアップなどを図るコンサルティングやセミナー開催などを行い、スキルアップのサポート役として多方面で活躍中。 【オズモール】