WRC世界ラリー選手権や世界ラリークロス選手権、グローバル・ラリークロス・チャンピオンシップなどで活躍するケン・ブロックによる動画シリーズ『ケン・ブロック・ジムカーナ』。世界中のファンが待ちわびるシリーズ最新作『ジムカーナ7』の公開に先駆けて、動画に登場するニューマシン『HOONICORN RTR』が、ラスベガスで開催中のSEMAショーでお披露目された。
ブロックによる“神業”とも言えるドリフトとド派手な演出で、全世界で圧倒的な再生回数を誇るジムカーナ・シリーズ。今回お披露目されたのは、最新作となる7に登場する新たな車両で、世界初の4駆自動車である1965年型のフォード・マスタングに、845馬力を発生する特注V8エンジンを搭載。WRCやDTMドイツツーリングカー選手権を戦うマシンのほか、ブロック自身の幼少期のおもちゃなど、様々なものから受けたインスピレーションがミックスされたデザインとなっている。
改造を手がけたのは、米フォーミュラ・ドリフトでチャンピオンを獲得するなど、ドリフトの名手として知られるバン・ギッティンJr.が率いるチューニングブランドのRTRや、ASDモータースポーツ。ブロック自身も、ニューマシンの完成を喜ぶとともに、その出来栄えを高く評価している。
「2年がかりで取り組んできたプロジェクトだから、これがしっかりと実を結んで、今回のジムカーナ7でドライビングできたのは本当に素晴らしいよ」とブロック。
「バンと彼のRTRチームと一緒に作業したことはベストの選択だった。マスタングといえば彼らしかいないし、期待以上のことをやってくれたよ。細部までこだわってくれて本当に驚いた。間違いなく、過去最高のジムカーナマシンになったよ」
そんなHOONICORN RTRが登場するジムカーナ7は、近日公開予定だということだ。