ケータハムF1チームのクラウドファンディングによる参戦資金調達のプロジェクトに、2日間で100万ポンドを越える支援が寄せられている。
経営破綻でアメリカGPとブラジルGPを欠場したケータハムだが、チームの管財人で臨時のチーム代表を務めるフィンバー・オコンネルは、今月7日にクラウドファンディングによる最終戦への復帰プロジェクトをスタート。一般のファンから資金を募り、2週間後のアブダビGPに参戦するという計画を明らかにした。
彼らが定めた目標額は235万ポンド(約4億2300万円)で、期日は11月14日(金)に設定。単純な募金となる1ポンド(約180円)から、支援額の多さによってマシンパーツなどの相応の対価が得られるシステムがとられている。
このプロジェクトには、早くから多くの支援が集まっており、スタートから24時間内で50万ポンド(約9075万円)を達成すると、48時間が経過した時点で100万ポンド(約1億8144万円)を越える額が集まるなど、堅調なペースを示している。
現時点(日本時間11月10日16時時点)では、2610名から約109万ポンド(約1億9753万円)が寄せられ、目標額の46%という状況。すでに、2500ポンド(約45万円)する2013年マシンのフロントウイングや3000ポンド(約54万円)の値がつけられた2013年マシンのリヤウイング、5500ポンド(約100万円)する2012年マシンのノーズコーンなどは落札されている。
オコンネルは、十分な資金が集まり、アブダビGP参戦に必要な資金が支払われた場合は、スタッフへの未払金も支払われるとコメント。逆に、期日までに目標金額に届かなかった場合は、アブダビGPへの出走を断念し、それまでに集まった支援金は全額返金されることになっている。