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スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿:中嶋一貴「明日は勝ちを狙っていくだけです」

2014年11月08日 19:40  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿の予選後記者会見の様子
全日本選手権スーパーフォーミュラ第7戦のノックアウト予選でレース1、レース2の予選トップ3に入ったドライバーたちが、今日の予選、9日の決勝レースについて語った。

●アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S):R1:PP/R2:3番手
「今日はすごく速くて、エキサイティングな1日になったと思う。僕たちのチームにとっては2台とも速くて、すごく接近したファイトが求められる1日になった。明日もそうなるだろうね。今日はQ1では同タイムをマークしたけど、運良くピットアウトが先だったからポールポジションを獲得することができた。チームには感謝しなくちゃね(笑)!
 レース1はピットストップもないし、オーバーテイクも難しいと思う。だからこそ予選順位が重要になるので、ポールを獲ることができて満足しているよ。Q2はクルマやタイヤについて調整してフィーリングをつかむことができた。
 でも、Q3はパーフェクトじゃなかったと思う。スーパーフォーミュラはとても接近していて、ワンチャンスで少しでもフィーリングが良くなかったり失敗したりすると順位が変わってしまう。3番手だったけど、カズキがポールだったのでそこは残念だね(笑)。
 明日は本当に大きな1日になるだろうね。レースで勝つのはパーフェクトに走ることができたドライバーになると思う。チャンスがあるドライバーはそれぞれいるし、カズキがポイントリーダーになっているけど、僕たちは勝たなきゃいけない」

●中嶋一貴(PETRONAS TOM'S):R1:2番手/R2:PP
「Q1では『こんなこともあるだろうな』とクルマの面でも1/1000秒を争っても大丈夫なようにいろいろなことをやってきたんですが、それをやっても同タイムだったのでちょっと残念です(苦笑)。自分のミスも多少あったので、それを考えると余計に悔いは残りますね。
 ただフロントロウということで、基本的にはいちばん前の列からスタートできますし、上手く決められれば前に出ることができると思います。明日は天気も分かりませんし、いい予選だったと思いますね。
 Q3に向けては少しバランスを取る程度でセットアップをしたんですが、それが良かったと思います。走っていてもクルマのパフォーマンスを100%出し切ることができたと思いますし、非常に満足しています。思ったよりもラップタイムも速く、「あれで前に行かれたらしょうがないかな」というくらいの手応えでした。
 明日のレースも今日と同じようなところで終われるように頑張りたいと思います。ただ予選は予選なので明日はまったく別の展開になるかもしれません。戦い方としてはシンプルで、両レースとも勝ちを狙っていくだけです。守っても仕方がないですからね。100%力を出し切れるようにしたいです」

●ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO):R1:5番手/R2:2番手
「今日は1日振り返ってもいい日だったと思うよ。朝の走行からパーフェクトではなかったけど、いいフィーリングだった。トムスに比べるとクルマとしてはできていなかったと思うけどね。
 Q1では路面の状況があまり良くなくて、少し遅めにピットアウトしようと思っていたんだ。ただスキッドプレートに問題があって、それを変えてもらったんだけどバランスが悪くなってしまい、ユーズドで少しミスをしてしまった。ニュータイヤでもうまくアタックをすることができなかったんだ。
 そこからセットを変えてQ2、Q3に臨んだんだけど、フィーリングも良くなっていて、個人的には楽しくこの素晴らしいトラックを走ることができたと思うよ。
 明日は何も考えず、自分の目標を果たすしかないと思っているよ。レースに勝つということがまず第一の目標だ。僕が好きな、レース途中で天候が変わるようなパターンになればいいとは思うけど、コンディションはともかくドライバーはベストを尽くすしかないと思う。自分が前に出ることだけを考えたい」

●国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING):R1:3番手/R2:4番手
「朝からいろいろやってはきましたが、フリー走行の段階ではトップとはタイム差があり、厳しい予選になるかな……と思っていました。ただ、予選を走ってみるとタイム差も少なくなっていて、クルマもいいフィーリングになっていたので、なるべくプッシュしました。
 今のクルマの状況を考えると完璧にアタックできたと思います。本来であればポールポジションが欲しかったですが、3番手でも明日優勝できるチャンスもあると思います。明日はできるだけのトライをしたいと思います」