全日本選手権スーパーフォーミュラ第7戦『JAF鈴鹿グランプリ』は8日開幕し、予選日朝のフリー走行が行われた。このセッションでは中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)がトップタイムをマークし、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が2番手。トムス勢がワン・ツーとなっている。
新たに今季からJAF鈴鹿グランプリのタイトルがかけられるとともに、7人によるチャンピオン争いに大いに注目が集まる全日本選手権スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿。2レース制で争われる9日の決勝レースに向けて重要になる8日午後の予選に向けて、午前9時15分から1時間のフリー走行がスタートした。
曇天模様で気温16度、路面温度18度というコンディション下で始まったフリー走行では、開幕戦と比べてどれほどタイムが接近していくのかも期待されていたが、予選に向け少しずつタイムが縮められていくことに。セッション開始から30分というところでは開幕戦最速タイムホルダーであるアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が1分39秒040をマーク。ちなみにこの時点で、トップ6すべてがチャンピオン候補で占められる展開となった。
ただ、その直後ヘアピンを立ち上がった小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がマシントラブルに見舞われストップ。コース内であったため、車両回収のため赤旗中断となった。セッションは9時55分に再開され、その後中山友貴(TEAM無限)のクラッシュ等あったものの、各車がセットアップを進めた後、残り5分ほどというところで予選シミュレーションが行われていった。
チェッカーに向け刻々とオーダーが変化していく中、一気に1分37秒983までタイムを上げていったのは、ランキング3位のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)。しかしその直後、選手権首位の中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)が1分37秒910で上回り、トップでフリー走行を終えることに。ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)が3番手につけ、タイトル争い候補がトップ3を占める結果となった。
4番手につけたのは、第1戦鈴鹿でもフロントロウを得たナレイン・カーティケヤン(LENOVO TEAM IMPUL)。5番手は国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)という結果となった。